案件収支に入れる項目
会計科目ではなく、現場責任者が原因を説明できる項目に分けます。売上は個数・台数・日数に分解し、費用は固定と変動を分けます。
| 区分 | 主な項目 | 根拠 |
|---|---|---|
| 売上 | 運賃・追加請求・付帯作業 | 請求明細 |
| 運行原価 | 委託料・給与・車両・燃料 | 支払明細 |
| 変動対応 | 代走・欠車・事故・減額 | 運行記録 |
| 獲得維持 | 採用・教育・備品 | 請求・工数 |
| 管理 | 配車・請求・苦情対応 | 時間×単価 |
管理工数をゼロ円にしない
社長や管理者が無償で穴を埋めると黒字に見えます。案件別に対応時間を簡単に記録し、標準時間単価で配賦します。精密さより、同じ基準で毎月続けることを優先します。
赤字原因を数量と単価に分ける
売上不足なら物量、稼働台数、請求漏れ、単価を分けます。原価増なら支払条件、代走、長時間対応、教育を分けます。『現場が悪い』では対策になりません。
撤退基準を先に決める
改善期限、最低粗利額、安全・品質の最低条件を決めます。粗利があっても事故リスクや支払サイトで会社を危険にする案件はあります。値上げ交渉と撤退準備を同時に進めます。
月次締めの手順を固定する
月末から数えて、運行実績確定、ドライバー支払確定、荷主請求、管理工数入力、粗利レビューの締切日を決めます。未確定費用をゼロにせず、見込額として表示して翌月に差額を戻します。現場責任者と経理で数字が違う場合は、どちらかを上書きするのではなくデータ元まで戻ります。収支表の版数を残せば、後から赤字化した時期と要因を追えます。
