離職コストの5分類
自社で実際に発生した金額と時間を集めます。一般的な相場を当てはめるより、請求書、勤務記録、代走実績から算出する方が経営判断に使えます。
| 分類 | 含めるもの | 計算例 |
|---|---|---|
| 募集 | 媒体・紹介・制作 | 請求額 |
| 選考 | 返信・面接・契約 | 時間×担当者時間単価 |
| 教育 | 横乗り・教材・車両 | 指導時間+実費 |
| 運行 | 代走・欠車・品質対応 | 追加支払+減額 |
| 再採用 | 再掲載・再面接 | 同じ方法で再計算 |
売上ではなく粗利影響を見る
欠車で失う売上をそのまま損失とすると過大になる場合があります。一方、荷主からの評価低下や管理者が営業できなかった時間は帳簿に出ません。直接費と推定影響を分けて表示します。
離脱日数別に原因を読む
3日以内は募集条件や初日体験、30日以内は教育・案件相性・収支、90日以内は評価・将来像・管理関係が影響しやすいという仮説を置きます。ただし決めつけず、面談記録と照合します。
定着施策の投資上限を決める
一人の早期離職で失う平均額が分かれば、面談時間、教材、指導手当へいくら使えるか決められます。施策後は定着率だけでなく、一人当たり離職コストが下がったかも確認します。
一人当たりの損失を毎月更新する
離職者が一人出るたびに個別計算し、四半期に平均と中央値を見ます。大型案件の一件だけで平均が跳ねる場合があるため、中央値も併記します。離職を防げなかった管理者を責める材料にはせず、採用経路や案件ごとの違いを比較します。算出対象と時間単価を毎回同じにすれば、定着施策へ投じた費用が損失削減につながったか確認できます。
